Markの資格Hack (税理士試験)

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【税理士試験】一部会場(立教大学)の机が狭すぎる件

第69回の税理士試験が終了しました。受験された皆様も自己採点を終えて、お盆休みでひと息ついたところと思います。

税理士試験が全国の試験会場で適正に執行されたかどうかの情報収集と記録を兼ねて、3日間の全国の会場の様子を、togetterにまとめています。下記のリンクからどうぞご覧ください。


今年については、私の調べた限り、試験問題が解答不能である不備や、試験運営上の重大なトラブルはなかったようです。(前の記事へのコメントで、試験終了のアナウンスのミスがあったことは確認しています。)つつがなく実施されたことには安堵の思いでいます。もし、他にトラブルがあった場合には情報をお寄せください。


今回の記事では、税理士試験の一部の会場で机が非常に狭く、答案の作成に支障がある問題について取り上げます。

目次

机が狭い問題は以前から指摘されていた

税理士試験では、何ページもある問題集を何度も行ったり来たりして書き込んでいかないと解答が作成できないこともあります。問題冊子と答案用紙、電卓、人によってはペン数種類、ペットボトル、受験票等を同時に広げられる十分なスペースがある机であることが望ましいです。極端に狭い机や、斜めに固定された(水平でない)机では、受験者が本来の力を発揮できませんし、他の会場の受験者と比べて著しく不利となります。


以下の記事では、過去に立教大学や東京外大の会場で、信じられないような狭い机であったという話題を取り上げました。

shikaku-hack.hatenablog.com


また、以下の記事のコメント欄には、福岡県会場の過去の情報が寄せられました。2009年九州産業大学、2015年九州共立大学が、特に狭くて解答作成に支障があった、ということです。

立教大学5号館の机が狭すぎる

そして今年の試験。以前から話には聞いていた、立教大学5号館の教室が今年も使われたようです。

@kuidaore2970 さんから詳細な情報を頂きました。


@kuidaore2970 さんによると、教室番号は5210番、机は幅約56センチ、奥行約40センチであったそうで、ここで消費税法の試験を受験されたそうです。「問題用紙を折り畳んだり計算用紙と解答用紙を交互に入れ替えたりと対応に神経を割かれた部分は確かに有りました。」と、答案作成に影響があったことを仰っています。

机の大きさを再現してみた

正確な大きさの情報が入ったので、こちらでも再現してみました。ほぼA2用紙の大きさで(写真で下に敷いている黒い部分がA2サイズです。)、問題冊子を広げ、電卓を横に置くと机がほぼ埋まってしまいます。更にここに時計(ストップウォッチ)、ホチキス、修正テープ、予備の電卓、ペットボトル、ハンカチ等が加わるわけですが、そんなに置けるでしょうか?

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問題と答案用紙と電卓を並べて置けないようなサイズの机なんてありえません。これで受験させられた受験生は怒っていいと思います。去年までだったら答案用紙が大きかったのでさらに使いにくかったでしょう。試験中の時間が切迫する中で重なった用紙を素早く入れ替える必要があり、机の上に乗ったものを落とさないように細心の注意を払わなくてはなりません。集中力を削がれてしまい、1点2点を争う試験で、合否が変わってこないとも言い切れません。
私は、試験会場でおかしなことがあったら即座に係官を怒鳴ってやろう、くらいの心構えで行っていましたが、当日会場に着いてみてこの机だったとしたら自分だけ机を変えてもらう対応も困難であろうと思われ、頭を抱えてしまいますね。



本件については、国税審議会に改善要望を送付する予定です。最低でも、幅80センチメートル、奥行45センチメートル程度の机が確保できることを試験会場選定の要件として定めるべきです。他に付け加えるべき情報のある方がいらっしゃったらコメントをください。よろしくお願いします。