判例・裁決事例
すっかり更新が途切れてしまいました。このところ、メンタルの調子を崩すことが続きあまり余裕がなく、仕事や大学院の課題などに追われておりました。私の近況は、また別の機会に。さて、中央経済社『税務弘報』2019年1月号を見ておりましたら、ある連載記事…
租税訴訟の中でも最も有名な部類に入る大嶋訴訟(大島と表記するものもあり)。ゼミで判例評釈を書きましたので、blogにも載せておきます。『租税判例百選』でも、一番最初に4ページとって金子宏教授が評釈を書いておられます。元はと言えば昭和39年分の所…
大学院のゼミの課題として出されて初めて書いた私の判例評釈と、教授の解説を載せておきます。裁判の結論は、納税者からすると「なんでこんな理屈が通るんだ」と言いたくなるもので、多数の評者から批判がされているものですが、これが日本の税務訴訟の現実…
税法を学ぶ大学院で、最も重要なことの一つと言えるのが、判例について学ぶことです。これが2年間で完成させる税法修士論文の基礎にもなります。先日ゼミで、早速、「判例評釈を書いてくるように」と課題が出されました。教授が、ある判例について雑誌『判…
税理士試験にはかつて「特別試験」というものがありました。昭和61年まで存在したこの「特別試験」は税務職員等だけが受けられるもので、合格率は80〜90%と異常に高率でした。「特別試験」については、ネット上にも資料が少なく、中には税務職員の試験免除…
判例・裁決事例研究シリーズ。今回は、公認会計士試験で採点に使用した「解答」が行政文書に該当するため、試験を行う公認会計士審査会に保存するように求めた重要な事例を紹介します。この裁決事例(答申)が、その後の別の開示請求にも繋がっていき、実際…
判例・裁決事例研究シリーズ。今回は、税理士試験に関するものとしてほぼ唯一の情報公開審査会答申*1となる「第51回税理士試験財務諸表論の模範解答及び採点基準の分かる文書の不開示決定(不存在)に関する件」を取り上げます。有名なものなので、ご覧…
税理士試験解答用紙の開示請求・審査請求・その後の行政訴訟を見据えて、同種・類似事例での判例を調べていました。参考となる判例を見つけましたので、以下に紹介します。 国税庁が審査請求書を受理 税理士試験の解答用紙を開示すべきかの審査会が始まりま…
社会保険労務士試験は、税理士試験と同様難関の国家試験だと聞いております。私は税理士試験の問題点をここで訴え始めて、読者の方から情報を頂くまで知らなかったのですが、社労士試験でも合格基準の恣意的な運用等の問題があるようです。それに対し受験者…