第67回試験終了!全国会場の不正・トラブル等の情報を募集します
第67回税理士試験を受験されたみなさま、お疲れさまでした。
目次
今年の税理士試験 変化は
昨年の試験後に、問題の不備が多すぎる等、税理士試験には不適正な点が多くあることを私は指摘してきました。国税庁に情報開示請求を行い、意見書を送付するなど、直接的に改善を促す行動を起こしてきました。こちらの情報公開の審査会は現在、係属中です。まもなく国税庁から私の元に反対意見書が届くと思われます。
これらを受け、今年の試験の運営に何か変化はあったのでしょうか?こちらの科目を受験された方はお気付きですが、このようなことがありました。
- 消費税法、法人税法の試験で問題の訂正が配布される。
当該科目では、試験の問題用紙とともに、問題文を訂正するよう指示した紙が配られたとのことです。私の聞いたところによると、問題の訂正が配布されるということは、第65回の所得税法でもあったようですので、税理士試験史上初、ということではないようです。ただ去年は、(折しも今年訂正があったのと同じ2科目ですが、)一度解いてみれば気づくような単純なミスが問題文にあり、まともに問題のチェックをしていないのではないかという疑惑がありましたから、今年はあらかじめ訂正があったということはその点に改善が行われたのかもしれません。
このあたりの詳細な分析は当該科目を受験された方に情報を寄せていただければと思います。
今年もあった、こんなトラブルあんなトラブル
他にも、現在までに私の聞いたところによると、以下のようなトラブルの情報が入っています。
- 大阪産業大学の法人税法で、受験地・受験番号の記入を試験開始までさせてもらえなかった。
- 早稲田大学会場の法人税法で、試験終了10分前に誤って試験終了のアナウンスがされる。
- ある会場で、答案用紙が配られたあと要点チェックノート(参考書)を見ている受験者がいたので監督者に指摘したが、当該受験者は注意されただけだった。
- ある会場で、試験終了後に答案記入を続ける受験者がいて、再三の警告後、連れ出された。
特に最初の、受験地・受験番号の記入を試験開始までさせてもらえなかったというのは、影響が多大であると思います。時間の限られた試験では、他会場の受験者と比べて明らかに不利ですので、何らかの措置がされるべき不手際だと考えます。
私の方で確認が取れた情報は、まとめて国税庁に質問しようと考えています。当該科目を受験された方、その他トラブルを直接目撃された方は、コメント欄、メール等で私に詳しい状況を知らせて頂きたいと思います。
以下の記事でも書きましたが、税理士試験の運営は、杜撰にされているところがあると思います。センター試験で起きれば全国ニュースになるような事案です。受験者は人生をかけて挑んでいる者もいるのに、運営側のトラブルへの対応能力が不十分だと考えます。もっと厳格に行われるよう対応を求めます。
愛知県会場(愛知大学)の状況
私の受験結果は
私は2日目の相続税法と、3日目の国税徴収法を受験しました。2日目は会場の下見とシミュレーションでした。上記の写真もほとんど2日目に撮ったものです。相続税法は、昨年の受験以来全く勉強していませんでした。当日の朝2時間くらい理論テキストを見ただけでしたが、理論の問1(延納・物納)は改正部分も含めてほぼ書けました。計算はすごくシンプルな問題だったので解答したところはみんなできたのではないかと思っていますが、もちろん合格レベルには達しません。今年の問題でちゃんと勉強していたら受かったのではないか、と思いますが、まあ結果論ですね。
国税徴収法は、難しかったですが、面白くていい問題でしたね。他の受験者の出来次第なのでなんともですが、なんとか、合格ラインに乗るのではないかと思っています。
今から自己採点用の解答復元を行います。それではまた。