開示請求No.3「税理士試験受験者の成績」部分開示への審査請求を行いました
今回は、開示請求No.3「受験者の成績」の部分開示(得点部分を不開示)への審査請求を行いました。
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- 税理士試験開示請求No.3「受験者の成績」これまでの経緯
- 審査請求書
- 審査請求の理由
- 雑感
2月2日、国税庁の担当者に会って要望を伝えます
2月2日金曜日に、国税庁を訪ねて担当者に会います。「税理士試験適正化要望」の署名の受け渡しと、要望を伝えることになっています。
参加者募集
国税庁の担当者に直接会って話す、またとない機会ですので、できれば私の他にも同行者と一緒に熱意を伝えたいと思っています。同行を希望される方は早急にご連絡ください。また、繁忙期の平日ですので日中は難しいという方も、夜に食事でもしながらいろいろ私と話してみたいという方がいれば連絡をお待ちしています。私は翌日も東京で予定があるので泊まりの予定です。
前回、正月に上京した際には、税理士の方々に集まって頂き、楽しく有意義な話ができました。税理士受験生や業界の方であれば、話せることも多くあると思います。
参加を希望する方は、署名した際のお名前(ハンドルネームがある方はハンドルネームも)を明記の上、右上サイドバーのアドレスへご連絡ください。お待ちしております。
今回で一つの区切りに
また、今回の訪問は、「税理士試験適正化要望」活動にとって、一つの区切りになると思っています。平成28年9月から始めたこの活動では、税理士受験生はもとより、予備校関係者、税理士会、国税審議会委員、大学教授、国会議員、マスメディアと、あらゆる方面に連絡を試みてきました。残すところ、私ができるのはいよいよ訴訟くらいではないかと思うに至っています。
弁護士への相談を通して、訴訟は勝ち目のある話だと思っています。(税理士試験の問題点について法的な論点整理をした記事を後日アップする予定です。)しかし、訴訟となれば費用も種々の負担もかかります。私自身は最後までやりたい気持ちを持っていますが、正直、今の界隈の空気感はとても訴訟に乗り出す勢いはありません。それは、どうやら大半の受験生が、この問題だらけの税理士の試験の現状(私からすれば惨状です)を当たり前のこととして受け容れているからです。当事者である受験生に問題を追及しようという熱がないのでは、勝てるものも勝てなくなります。私一人で戦ったところで無意味です。
最終手段に出ることになるか、それは、この呼びかけへの受験生の反応と、国税庁の反応を見て吟味したいと思っています。
税法を学ぶ者が押さえておくべき一冊 木山 泰嗣『教養としての「税法」入門』
今日の記事は本のレビューです。著者の木山泰嗣先生は弁護士で、この本にも書かれていますが、戦後最大の税務訴訟と呼ばれるストックオプション訴訟で原告代理人の主任を務めた方で、現在は青山学院大学法学部の教授です。著書のとても多い先生で、私も既に5冊ほど持っていますが、最近なかなか本を読む時間がなく「積ん読」の山に入っていました。この本は税務クラスタの間でも評価の高い一冊ですが、もっと早くに読んでおくべきでした。
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- この本を読むべき人
- この本を薦める理由
- 税金全般についてやさしく解説している
- 注釈が充実している
- 内容紹介
受験生200人に聞いた「5科目受験?大学院免除?」
ツイッターで行っていたアンケートの結果が出たのでまとめておきます。有効回答は238人でした。
税理士になるにはどの資格を目指しますか?
税理士志望者に聴きます。
— まあく (@mark_temper) 2018年1月8日
税理士になるには
「5科目試験合格」を志望するのは40%でトップ。「大学院」が既に確定したのは9%ですが、「検討中」30%を含めると試験合格と並びます。「会計士」が21%と存外に高い結果となりました。
実際の近年の「試験合格者」は新規登録者の約3割(この中に一部免除者も含まれる)*1なので、やはりツイッターには「試験ガチ勢」が多いのではないかと思われます。「会計士」はこのうち何割が税理士登録するかは不明ですが、昨年から指定研修制度が導入された後も税理士界にとっては潜在的な脅威のようです。
さっきの訂正です。こちらもセットでRT希望。
— まあく (@mark_temper) 2018年1月8日
国税職員等で税理士になる予定の人はこちらへ。いたづらはやめてね。
税理士になるには、
どこまでの精度があるかわかりませんが、税務職員の10年、23年免除希望者も、それぞれ6人と5人いるようです。「その他」は弁護士でしょうか?
税理士免除コースを設ける大学院が増えている
大学院で修士号を取得しての試験免除者は確実に増えています。*2この需要に応えるように、税理士試験免除コースを新たに設けたり、税理士志望者に向けて大々的に宣伝する大学院が増えています。少子化で大学が潰れる時代に生き残りをかけて、貴重な成長分野に乗り出してきているのでしょう。少し検索した程度で見つかったいくつかの大学院を紹介しておきます。
一部の大学院では、大学卒業者以外にも門戸を開いている(社会人経験等で個別に出願資格を審査)ところもあるようですから、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。
青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科
2017年9月から、社会人が働きながら会計・税務等の最新の知識と高度なスキルを修得するための2コースを新設しました。いずれも、平日夜間・土曜の通学のみで修了でき、1年~1年半の短期集中のカリキュラムとなっています。
1.キャリアアップ・コース 1年半制 ~キャリアアップ、税理士を目指す方へ
・対象 会計・税務等に関連する実務経験を通算3年以上有する方
・特徴 財務や経理など会計の仕事に従事されている方が、会計専門職の資格などを取得してステップアップを目指すコースです。リサーチペーパーの作成により、税理士試験の科目免除(税法、会計学)にも対応しています。
産業能率大学大学院
2018年度より新たに会計マネジメントコースが開設されます。
本コースでは、会計のプロフェッショナルの育成および税理士試験での会計学科目の免除をめざします。
東海学園大学大学院経営学研究科
『税理士税法コース』、2017年4月開設 !!
「共生」、「勤倹誠実」を教育理念とし、『オール東海』(東海中学校、東海高校、東海学園高校、東海学園大学)という強力な結束のもと、多くの専門的職業人を輩出している東海学園大学大学院経営学研究科。2017年4月からは、より一層高度な専門的職業人を社会に送り込むべく、税理士養成にこれまで以上に注力し、「税理士税法コース」を設置します。本大学院では、一流の教授陣の指導を受けた税理士を輩出し、社会貢献を図っていきます。
https://www.tokaigakuen-u.ac.jp/graduate/zeirishi_corse02.pdf
試験に不備があることについてどう思いますか?
税理士試験受験経験者に聴きます。
— まあく (@mark_temper) January 6, 2018
税理士試験に出題ミスや採点ミスがあっても国税庁が絶対に発表しないことについて
税理士試験の出題ミスや採点ミスを24%の人が許容するという結果が出ました。フォロワーのバイアスを考えると、平均的な受験者層ではもう少し高くなる可能性も。過去にミスがあったというだけでなく、今後も改める必要がないと考える人がこれだけいるのはなぜでしょうか。理由も知りたいです。
税理士試験受験者はこだわる人が多いのであまり私の主観を出したくなかったですが、私は「絶対5科目試験合格」とは思ってないですよ。
— まあく (@mark_temper) 2018年1月13日
試験か免除かは税理士になるための手段であって、なったら関係ない。その先何十年も税理士をしていくのに、ずっと入口のことにこだわっているのはナンセンス。
『税理士試験適正化』に賛成するか否かを、試験か免除かの考え方で決めるのもナンセンス。主張者の立場で、試験が適正かどうかの判断が変わるのはおかしい。
— まあく (@mark_temper) 2018年1月13日
ただ、どっちかというと免除者より5科目試験受ける人の方が、試験が適正化されたときの恩恵はより多く受けるということは言っておきますね。
漠然と試験が今と変わると恐いから『試験適正化』に反対の人に誤解のないように言っておくけど、
— まあく (@mark_temper) 2018年1月13日
試験を簡単にしろとか、難しくしろとか、そんなことは一切言ってないのでね。
適正な問題で、
公正な判定をして、
見える化しろ、
と言ってるだけなので、それ以外に何の影響もない。
1科目合格のみで試験合格(官報合格)になる方法
ツイッターに書いていたらいろいろ思いついたので、さくっと更新しようと思ったのですが、やっぱり膨らみました。
先日、大原の合格祝賀会に出席しました。元々知った顔というのは、過去に講義を受けたことのある講師くらいしかいなかったのですが、実にいろいろな方、十数名以上とお話しして時間が足りないくらいでした。某税理士団体の代表の方とも名刺交換をしましたが、私が去年郵送しておいた封書のことを聞いたら、覚えていらっしゃいました。ただ、会務にも年間計画があるので、なかなか新たなことを始めるのは難しいようでした。いつか日の目を見ることを願っています。
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- 1科目合格のみで試験合格者になる方法
- 簿財受験+税法全部免除 →試験合格者
- 簿or財受験+修士号免除+税法全部免除 →免除者
- 会計学免除+所or法受験+地方税免除 →試験合格者
- 「官報合格」にこだわる意味はあまりない
- ツイッターで受験生アンケート実施中
- 大阪大学入試での出題ミスがトップニュースになっていますが