Markの資格Hack (税理士試験)

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受験生200人に聞いた「5科目受験?大学院免除?」

ツイッターで行っていたアンケートの結果が出たのでまとめておきます。有効回答は238人でした。

税理士になるにはどの資格を目指しますか?

「5科目試験合格」を志望するのは40%でトップ。「大学院」が既に確定したのは9%ですが、「検討中」30%を含めると試験合格と並びます。「会計士」が21%と存外に高い結果となりました。


実際の近年の「試験合格者」は新規登録者の約3割(この中に一部免除者も含まれる)*1なので、やはりツイッターには「試験ガチ勢」が多いのではないかと思われます。「会計士」はこのうち何割が税理士登録するかは不明ですが、昨年から指定研修制度が導入された後も税理士界にとっては潜在的な脅威のようです。



どこまでの精度があるかわかりませんが、税務職員の10年、23年免除希望者も、それぞれ6人と5人いるようです。「その他」は弁護士でしょうか?


税理士免除コースを設ける大学院が増えている

大学院で修士号を取得しての試験免除者は確実に増えています。*2この需要に応えるように、税理士試験免除コースを新たに設けたり、税理士志望者に向けて大々的に宣伝する大学院が増えています。少子化で大学が潰れる時代に生き残りをかけて、貴重な成長分野に乗り出してきているのでしょう。少し検索した程度で見つかったいくつかの大学院を紹介しておきます。
一部の大学院では、大学卒業者以外にも門戸を開いている(社会人経験等で個別に出願資格を審査)ところもあるようですから、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。

青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科

 2017年9月から、社会人が働きながら会計・税務等の最新の知識と高度なスキルを修得するための2コースを新設しました。いずれも、平日夜間・土曜の通学のみで修了でき、1年~1年半の短期集中のカリキュラムとなっています。

1.キャリアアップ・コース 1年半制 ~キャリアアップ、税理士を目指す方へ
・対象 会計・税務等に関連する実務経験を通算3年以上有する方
・特徴 財務や経理など会計の仕事に従事されている方が、会計専門職の資格などを取得してステップアップを目指すコースです。リサーチペーパーの作成により、税理士試験の科目免除(税法、会計学)にも対応しています。

青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科:研究科紹介|日経 社会人大学院サーチ

産業能率大学大学院

2018年度より新たに会計マネジメントコースが開設されます。
本コースでは、会計のプロフェッショナルの育成および税理士試験での会計学科目の免除をめざします。

会計マネジメントコース新設:新着情報:産業能率大学大学院

東海学園大学大学院経営学研究科

『税理士税法コース』、2017年4月開設 !!
「共生」、「勤倹誠実」を教育理念とし、『オール東海』(東海中学校、東海高校、東海学園高校、東海学園大学)という強力な結束のもと、多くの専門的職業人を輩出している東海学園大学大学院経営学研究科。2017年4月からは、より一層高度な専門的職業人を社会に送り込むべく、税理士養成にこれまで以上に注力し、「税理士税法コース」を設置します。本大学院では、一流の教授陣の指導を受けた税理士を輩出し、社会貢献を図っていきます。


https://www.tokaigakuen-u.ac.jp/graduate/zeirishi_corse02.pdf

試験に不備があることについてどう思いますか?

税理士試験の出題ミスや採点ミスを24%の人が許容するという結果が出ました。フォロワーのバイアスを考えると、平均的な受験者層ではもう少し高くなる可能性も。過去にミスがあったというだけでなく、今後も改める必要がないと考える人がこれだけいるのはなぜでしょうか。理由も知りたいです。






1科目合格のみで試験合格(官報合格)になる方法

ツイッターに書いていたらいろいろ思いついたので、さくっと更新しようと思ったのですが、やっぱり膨らみました。
先日、大原の合格祝賀会に出席しました。元々知った顔というのは、過去に講義を受けたことのある講師くらいしかいなかったのですが、実にいろいろな方、十数名以上とお話しして時間が足りないくらいでした。某税理士団体の代表の方とも名刺交換をしましたが、私が去年郵送しておいた封書のことを聞いたら、覚えていらっしゃいました。ただ、会務にも年間計画があるので、なかなか新たなことを始めるのは難しいようでした。いつか日の目を見ることを願っています。

目次

  • 1科目合格のみで試験合格者になる方法
    • 簿財受験+税法全部免除 →試験合格者
    • 簿or財受験+修士号免除+税法全部免除 →免除者
    • 会計学免除+所or法受験+地方税免除 →試験合格者
    • 「官報合格」にこだわる意味はあまりない
  • ツイッターで受験生アンケート実施中
  • 大阪大学入試での出題ミスがトップニュースになっていますが
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東京で税理士・受験生の方たちと会って話したこと

今回は、1月3日、4日に、東京に出かけた記録です。東京行の目的は、『税理士試験適正化要望』に協力して頂いている税理士・受験生の方たちとの会合と、国税庁での開示請求文書の受け取り等でした。



目次

  • 参加者の方と共有した話
  • 20名近くの方が開示請求をしていたことが判明!
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あけましておめでとうございます 今年はどんな年になるでしょう

あけましておめでとうございます。本年が良い年となりますように、そして税理士試験の改善に進展がありますように、お祈りいたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

目次

  • 東京に向かっています
  • 2017年は税理士試験に費やしました
  • 今年はどんな年にしましょうか
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告発 税理士試験が抱える10の問題

これまで、このblogで調査・発表してきた内容を簡潔にまとめました。税理士試験でこれらの問題が放置されていることは、私は大変な不公正なことだと思います。直ちに改善すべき問題ではないでしょうか?

目次

  • 告発
    • 1. 税理士試験は数多の問題を抱えています。
      • 1. 試験問題に不備がある。
      • 2. 試験委員が一人で作問から採点までを担当している。
      • 3. 模範解答が公表されず、採点基準が不透明。
      • 4. 受験者の得点が開示されず、どこが不正解かわらかない。
      • 5. 試験に関する情報開示が著しく閉鎖的。
      • 6. 合格基準60%を定めた法令に違反している。
      • 7. 杜撰な試験の運営、多数の不手際が報告されている。
      • 8. 国税庁は問い合わせに一切答えず、改善の兆候がない。
      • 9. 科目合格制による試験の長期化と受験者の漸減傾向。
      • 10. 税理士会も問題を直視しようとしていない。
    • 2. これまでに行った問題提起と今後
      • 1. 税理士試験に関する問題点の調査と発表
      • 2. 試験の改善を要望する署名運動
      • 3. 国税庁に対する開示請求・審査請求
      • 4. 税理士会・マスメディア等への告発
      • 5. 試験の改善を訴える訴訟の提起
  • 配布資料
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