法人は「ご飯多め」の「のり弁」平成28年度税理士試験・法人税法の採点済み答案用紙
国税庁から開示された平成28年度税理士試験・法人税法の答案用紙を公開します。前回の相続税法と同じく「のり弁」になっていますが、それと比べると「ご飯」つまり白地の部分が多めです。これは、元々の答案用紙の余白部分が多かったためで、「のりが少ない」といよりは「ご飯が多い」という表現にさせて頂きました。
疑惑;採点が適切にされたのか
それよりも注目すべきは、相続、そして簿財の科目においても、開示では解答欄右側の余白部分にも墨塗りの部分があるのに対し、法人税法と消費税法では墨塗りがありませんでした。解答欄右側の余白部分には、採点上のメモがされていると推測されますが、法人・消費にはそれがなかったと明らかになりました。そしてその2科目は、28年度税理士試験において、受験者の間で採点と合否判定に疑問の声が多く上がっている2科目なのです。墨塗りの部分に何が書かれているかわからない以上、断定はできませんが、採点がいい加減にされたのではないか、と状況証拠的には言えそうです。
他の科目の開示を行った方は是非情報を寄せてください!
開示された「平成28年度税理士試験・法人税法 採点済み答案用紙」
投稿頂いたSさんの希望により「受験地/受験番号」欄は当方でマスク処理いたしました。
1~3枚目 第一問(理論)答案用紙
4~8枚目 第二問(計算)答案用紙