今年の税理士試験は得点を開示すると発表
先日リニュアールされた国税庁のホームページで、今年の税理士試験について公告発表がありました。速報でお送りします。
目次
2つの変更点
今回の試験での2つの変更点が発表されました。受験料の値上げと、試験結果通知についてです。
受験料の値上げについては既報の通りです。
不合格者に対し得点の開示を行うと発表
平成30年度(第68回)税理士試験の変更点について
税理士試験の試験結果については、合格点に達しなかった科目のある者に対して、現状のA~D(A:59~50点、B:49~40点、C:39~30点、D:29点以下)のランクに代えて、得点(注1、2)を通知します。
注1)総得点のみ通知を行います。
注2)得点に関する照会には応じられません。
この判断の背景にあったもの
「合格点に達しなかった科目のある者に対して、現状のA~Dのランクに代えて、得点を通知します。」
— Mark / まあく (@mark_temper) 2018年4月3日
これは「得点を出せ」と国税庁にしつこく訴えてきた俺の労力が報われたと言ってよいでしょうかね。 https://t.co/iY1Ik7YZNZ
得点を開示することで、苦情が増えることがあっても国税庁側にメリットなどないだろう。それでも開示に踏み切ったということは、覚悟したということだ。この判断は簡単に出せるものでないと思う。
— Mark / まあく (@mark_temper) 2018年4月3日
俺が開示請求で主張してきたこと、最終的に訴訟も辞さないと宣言してきたこと、が効いたと思いたい。
行政ってのは意見を送り続ければ聞く耳を持つこともあるのです。
— Mark / まあく (@mark_temper) 2018年4月3日
そしてこれは最初の一歩に過ぎない。俺の「税理士試験を変える」との覚悟は伊達じゃない。変わるまでやり続けますよ。
とか、イキってみたところで、正直に言うと嬉しいのとホッとしたのが半々くらいですよ。諦めかけてましたから。
— Mark / まあく (@mark_temper) 2018年4月3日
まさに試験で受かった時と同じような感想。 pic.twitter.com/vEPU5e8ZQ4
得点の開示なんて意味ない?
— Mark / まあく (@mark_temper) 2018年4月4日
その通り。得点の開示(しかも不合格者のみ)だけでは意味ない。
しかし、模範解答もない、採点基準もない、無い無い尽くしで採点も疑わしい税理士試験が情報開示に向けて舵を切ったことに大きな意味がある。そしてこれだけで終わらせないよう、声を上げなくてはいけない。
この変更が行われることとなったのは、どうやら私の行った開示請求が原因であることがわかりました。