税理士新聞に「税理士試験適正化要望」の活動が掲載されました
先日、国税庁に「税理士試験適正化要望」の署名を提出に行った際の模様が、エヌピー通信社様の税理士新聞に掲載されました。事務所で購読されている方は、是非手にとってご覧ください。
税理士新聞2月15日号に「税理士試験適正化要望」の活動が掲載されました!
— Mark / まあく (@mark_temper) 2018年2月10日
先日取材を受けたうちの一つです。 pic.twitter.com/wAa2FQy9N5
取材は編集デスクの方直々にお話をする機会を頂き、今後も動きがあれば続報を掲載して頂けると聞いています。これを機に税理士試験の不透明性に問題意識を持つ人が増え、試験が変わっていけばと思っております。ありがとうございました。
計15人が国税庁に開示請求と判明 開示請求No.5「平成29年「官人6-1〜53」各文書の件名」
1月4日に国税庁を訪れて受け取った開示文書を公開します。今回公開するのは、「国税庁平成29年発遣文書番号「官人6-1〜53」各文書の件名の記載された一覧」です。これは、平成29年に国税庁長官(佐川宜寿さんの名前は随分有名になりました。)名義で発せられた公文書(長官官房人事課試験係の担当分)の全容を把握するヒントとなるものです。
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- 「国税庁平成29年発遣文書番号「官人6-1〜53」各文書の件名の記載された一覧」
- 「官人6-1〜53」の意味
- 開示決定通知書と開示文書
- わかったこと
開示請求No.3「税理士試験受験者の成績」部分開示への審査請求を行いました
今回は、開示請求No.3「受験者の成績」の部分開示(得点部分を不開示)への審査請求を行いました。
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- 税理士試験開示請求No.3「受験者の成績」これまでの経緯
- 審査請求書
- 審査請求の理由
- 雑感
2月2日、国税庁の担当者に会って要望を伝えます
2月2日金曜日に、国税庁を訪ねて担当者に会います。「税理士試験適正化要望」の署名の受け渡しと、要望を伝えることになっています。
参加者募集
国税庁の担当者に直接会って話す、またとない機会ですので、できれば私の他にも同行者と一緒に熱意を伝えたいと思っています。同行を希望される方は早急にご連絡ください。また、繁忙期の平日ですので日中は難しいという方も、夜に食事でもしながらいろいろ私と話してみたいという方がいれば連絡をお待ちしています。私は翌日も東京で予定があるので泊まりの予定です。
前回、正月に上京した際には、税理士の方々に集まって頂き、楽しく有意義な話ができました。税理士受験生や業界の方であれば、話せることも多くあると思います。
参加を希望する方は、署名した際のお名前(ハンドルネームがある方はハンドルネームも)を明記の上、右上サイドバーのアドレスへご連絡ください。お待ちしております。
今回で一つの区切りに
また、今回の訪問は、「税理士試験適正化要望」活動にとって、一つの区切りになると思っています。平成28年9月から始めたこの活動では、税理士受験生はもとより、予備校関係者、税理士会、国税審議会委員、大学教授、国会議員、マスメディアと、あらゆる方面に連絡を試みてきました。残すところ、私ができるのはいよいよ訴訟くらいではないかと思うに至っています。
弁護士への相談を通して、訴訟は勝ち目のある話だと思っています。(税理士試験の問題点について法的な論点整理をした記事を後日アップする予定です。)しかし、訴訟となれば費用も種々の負担もかかります。私自身は最後までやりたい気持ちを持っていますが、正直、今の界隈の空気感はとても訴訟に乗り出す勢いはありません。それは、どうやら大半の受験生が、この問題だらけの税理士の試験の現状(私からすれば惨状です)を当たり前のこととして受け容れているからです。当事者である受験生に問題を追及しようという熱がないのでは、勝てるものも勝てなくなります。私一人で戦ったところで無意味です。
最終手段に出ることになるか、それは、この呼びかけへの受験生の反応と、国税庁の反応を見て吟味したいと思っています。
税法を学ぶ者が押さえておくべき一冊 木山 泰嗣『教養としての「税法」入門』
今日の記事は本のレビューです。著者の木山泰嗣先生は弁護士で、この本にも書かれていますが、戦後最大の税務訴訟と呼ばれるストックオプション訴訟で原告代理人の主任を務めた方で、現在は青山学院大学法学部の教授です。著書のとても多い先生で、私も既に5冊ほど持っていますが、最近なかなか本を読む時間がなく「積ん読」の山に入っていました。この本は税務クラスタの間でも評価の高い一冊ですが、もっと早くに読んでおくべきでした。
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- この本を読むべき人
- この本を薦める理由
- 税金全般についてやさしく解説している
- 注釈が充実している
- 内容紹介